2014.3.4

桜の葉

おはようございます3月に入りまた寒くなりましたね。
昨日3日はひな祭りでしたね 我が家では、1日早く2日に、ささやかではありますがお祝いしました。ひな祭りと言えば、桜にちなんだ和菓子が色々ありますが、中でも桜餅は有名ですよね。

そこで、桜餅について少しご紹介すると・・・
桜の葉は香りを移すもので、葉で包むと包んだ物の乾燥を防ぐものだそうです。葉がやわらかく毛が少ないオオシマザクラの葉を塩漬けにして使い、この塩漬けの桜の葉は、餅の大きさとの外観上のバランスから、関東では大きめの葉、近畿では小さめの葉を好んで使う傾向があるのだそうです。
この桜の葉は、独特の香りがしますよね。ではこの香りは何かというと桜の塩蔵葉に含まれる成分のクマリンによるものです。この桜の葉を取り外して食べても、そのまま食べても良いのですが、肝毒性を持つクマリンは食品添加物としては認められていないので美味とはいえ極端に摂食しすぎることには注意が必要だそうです。

では、このクマリンは、香水では何に使われ有名なのでしょうか。
香調でいうとフゼア系に用いられオークモス、クマリン、ラベンダーを基調としたHoubigant社の香水”Fougere Royale”に代表される一連の香りに含まれています。
フゼアという名前の由来は、フランスの有名な老舗香水メーカー、ウビガン(Houbigant)社の香水である「フゼア・ロワイヤル」から名前がつきました。

この、フゼアノートの由来となったフゼア・ロワイヤルは、世界で初めて合成香料のクマリン(青草やスパイスの香りを持つ合成香料)を使用した香水といわれています。

フゼア系の香りの特徴は、男性的で渋みのある香り。爽やかな香りから次第にセクシーさを加えていく変化が楽しめて独特な、エネルギッシュな雰囲気をかもし出します。

フゼア系の香水をいくつかあげてみますと、爽やかな部分を強調したのがフゼアフレッシュ系の香りがあります。
シャネルのエゴイストプラチナムなどは、スパイシーな感じを持ち、徐々にウッディな香りに変化していきます。他にも、フゼアフレッシュ系の香りとしてダビドフのクールウォーター等があります。
エネルギッシュでセクシーな香りのフゼア アンバーリー系の香りもありダンヒルの香水、「ダンヒル」などの洗練された大人っぽい、男らしい香りや、スパイシーさが強く感じられる、ギラロッシュのドラッカー ノワールもあります。

皆さんも色々なメンズ香水を試してみて下さいね。きっと、自分や彼らしい香りに出会えるはずです。